昨日のブログの続きになります。昨日のブログ、『ビル・ゲイツ絶賛の本を読んだら人生が変わった』を読まれていない方は、こちら。
『マインドセット やればできるの!の研究』の本の読書感想文の続きを書いていきます。今回は、対人のマインドセットについて書いていきます。
以下の2つの用語は、よく出てきます。硬直マインドセットとしなやかマインドセットを理解してから読んでください。
硬直マインドセット
- 自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人
- 自分の能力を繰り返し証明せずにいられない人
- 自分が他人からどう評価されているか気にしている
しなやかマインドセット
- 人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができるという信念を持っている人
- 自分を向上させることに関心を向ける
対人のマインドセット
こちらには、恋愛関係、夫婦関係、友達付き合い、いじめについて書かれています。かなり興味の引く内容でした。多くの方も興味があるのではないでしょうか?
近年、コミュニケーション不足と言われていたりします。本当にそのように思います。僕の職場でも若い人たちは、休憩時間は、会話をするのではなく、スマホをいじっていて、自分の世界に閉じこもっている人もいます。
便利な言葉にコミュ障って言葉ができてしまいましたよね。この部分では、そういった内気なマインドについても書かれていました。アドラー心理学でも言われているのですが、人間の悩みの99%は、対人にあるそうです。
恋愛と夫婦関係におけるマインドセット
恋愛におけるマインドセットで、硬直マインドセットの人としなやかマインドセットの人の比較としては、硬直マインドセットの人は、自分の人間的資質は、変えようがないと考えているので、相手に対しても同じように考えているので、お互いの関係の改善はできないと考えているのです。
それに対し、しなやかマインドセットの人は、自分も成長するし、パートナーも成長するからお互いの関係も改善できると考えるのです。この2つを見て、あなたは、どちらのマインドセットだったでしょうか?
この観点から見てもマインドセットの違いで、人生が大きく変わりますよね。過去に未練のあるパートナーがいる人は、尚更、早くにこのことに気づいていればって思うでしょうね。
ここでは、もっと細かく書かれています。 夫婦関係にも関わってくるところなのですが、本文では、このように書かれています。
硬直マインドセットの問題点の1つは、すべてが斧づつうまくいって当然だと思ってることだ。夫婦は助け合って問題を解決し、つきあい方のコツを身につけていくものだとは思っていない。愛さえあればなんでも叶うと信じている。
硬直マインドセットの人は、人間関係で努力することはないと思っていたり、問題が起こるのは、正確に欠陥があるからだとおもっているからです。この部分って、かなり思っていたりしませんか?
この本を読むまで、僕自身もそのように捉えていました。マインドセットを変えていかないといけないなぁって感じましたね。このように思っている人は、次のフレーズを想定するでしょう。
- 言わなくてもわかるはず
- 全くおんなじ考えのはず
- みんなろくでなし
このフレーズの内容が、少しでもいき違ったりするともうダメなんじゃないかと思いますよね。原因を相手に求めています。その原因を二人で改善していくことをしなやかマインドセットの人は、しようとします。
相手に原因を求めてしまうとも書きましたが、硬直マインドセットの人は、相手を許すことができないんです。なので、あんなに好きだったパートナーを敵のように思えるのもそのせいです。
なぜ、そう思うのかというと硬直マインドセット人は、自分で責任を取ることが嫌だ彼です。自分で責任を取る=失敗だと感じるからです。交直マインドセットの人は、失敗を避ける傾向性があるので、相手に原因を求めてしまうのです。
マインドセットがしなやかな人は人を許し、自分にも原因があると考え、問題の原因に対して話し合って、改善していくことを考えるのです。恋愛関係や夫婦関係で、マインドセットをしなやかにしていくためには、問題が起こった時こそチャンスと捉えることが大事です。
問題が起こった時こそしっかりと話し合って、理解と親密さを深めるのです。僕自身も感じますが、問題が起こった時の方が、深い話をしますよね。そうして相手の思っていることもわかります。
僕自身、夫婦関係の中で思っているだけではわからないから言葉にして伝えて。と言っているのですが、それって結構難しいことのように思います。忙しい日常で、共有できる時間の少なさもあるのですが、日本人の性質にもあるように思います。
日本語もにもあるようにニュアンスで伝えようとするからですね。海外の人は、ストレートなので、『YES』『NO』をはっきりします。この部分にも問題があるように思います。日本人の『建前と本音』が邪魔をしているように思います。
そのことを踏まえて上で、パートナーとより良く付き合っていくためには、どうするべきか考えて行動していくべきですね。

いじめのマインドセット
いじめにもマインドセットを変えることによって変わるんです。硬直マインドセットの人は、人間には、優れた人間と劣った人間がいるという考え方をするんです。そのために相手からいじめを受けると今度は、自分が相手を見下そうといじめを始め、復習しようとするんです。
アメリカの学校で、そう言った銃の乱射事件が過去にありました。事件を起こした生徒たちは、日頃からいじめにあっていました。そのいじめに対して復讐心を燃やし、相手を射殺した事件です。
人を優劣で見てしまうことって、日々、日常に多くあると思います。そのことがいじめに関係することとは、思いもよりませんでした。
しなやかマインドセットの人は、どう考えるかというといじめを自分の評価と捉えるのではなく、いじめる側の心の問題だと捉えるのです。そして、勇気を持ってなぜいじめるのかと聞く人もいるそうです。
いじめる側に何らかの問題があって、いじめをしていると捉えるんです。しかし、どんなにしなやかマインドセットの人でも、長い間いじめの環境下にあり、誰も助けてくれない状況にあるとマインドセットは、硬直に変わっていくそうです。
それでは、どうしてらいじめを防ぐことができるのかということも書かれています。それは、学校全体のマインドセットを変えていくことが大事なんです。学校の文化が、いじめを助長している部分があると言われています。
日本の教育の文化は、大いにその傾向があるように個人的に思っています。テストという文化とみんな同じではいけないと考える文化です。みんな同じことをしないといけないということは、この学校教育の中で植え付けられるんでしょうね。
適応能力に問題のある子どもを学校は、許さないというか良いとは、思いません。そして、周囲からもいじめられるようになるんです。みんな一緒の平均的人間しかできません。そのために個性が殺されているように思います。
学校としてどのようにしていじめを防止していくことが大事なのか?それは、人間の優劣を付け合うような雰囲気を排除するようにして、助け合って高めていく風潮を作り出すことが大事でです。
このいじめについては、多くの海外でのいじめ現象のための取り組みが記されています。本気になって取り組むかどうかで、いじめって減少するんです。日本は、まだまだ、いじめに対する取り組みがないですね。
しなやかマインドセットにするためには、人間を品定めするように優劣をつける考え方をしないようにすることです。そして、人と交流することを楽しむことにあります。楽しめないと疲れるだけですよね。
まとめ
人付き合いにおけるマインドセットを硬直からしなやかに変えるには、相手に原因を求めないことが大事であって、相手も自分も成長することができるので、問題が起こったときは、チャンスと捉えて相手の考えを理解するために話をして親密性を高めて、相手との関係を改善することをするように行動を起こしてください。
人に優劣をつける考え方を廃し、相手との交流を楽しむようして共に学ぶことが大事です。そうすることによって、対人関係は、改善されていきます。
今回の対人関係って、本当にマインドセットを変えることで大きく変わるように思いました。この本を読んで、自分の改善点も色々と見えました。僕自身もより良い人生を歩むためにマインドセットをしなやかに変えていくようにしていきます。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
次回は、残りの教育のマインドセットとマインドセットしなやかに使用について書いていきます。お楽しみください。