人生

仕事場で、ケガが発生!!労災が続く原因

Aまるぞうさん

どうも、まるぞうです

滋賀は、台風の影響でどしゃ降りの雨です。雨ってやっぱり気分的に落ちますね。でも、この雨続きが終われば夏かなぁ。夏本番が待ち遠しい今日この頃です。

さて、今日は、恐れていたことが起こったんです。しかも、最悪の状況です。

1件目の災害の状況

モノづくりの現場で最悪なことといえば、お客さんからのクレームとケガです。今回は、現場でのケガ(災害)が起こったんです。しかもそのケガは、1件ではなく、2件も起こってしまいました。

まずは、先週末に製品をカットしようとして、作業をしている場所にスクラップ置き場があるのですが、そのスクラップが足の上に落ちたんですね。スクラップの積み方が不安定だったんですね。ケガした本人は、今年の四月に入社したての新人です。

また、新人の教育係として共同作業をしていたのは、入社2年目ですが、現在の職場に来て3ヶ月の新人です。この段階で、問題だと思いませんか?新人が、新人を教育しているんです。うちの会社は。

これって、災害が起こって当たり前ですよね。そこで作業をする際の危険事項が、わからないんですから。僕が新人だったら、怖くて仕事をしていられません。問題なのは、そういった状況をつくった上司にあると思っています。

人員がいないからといって、こういった予定を平気で組んだ上司が、怖いです。僕が、いまの職場で、その上司に関わる災害(ケガ)は、僕がこの職場に来てから4件も起こっています。この上司、何か持っています。負のオーラをまとっていますね。

この日の災害(ケガ)は、僕が休みの日の出来事だったので、あまり詳しく書けませんが。

2件目の災害の状況

2件目は、先ほどの災害(ケガ)が起こってから週明けに起こりました。本当に続けさまです。 どんな内容の災害(ケガ)だったのか、状況を説明します。今回の災害(ケガ)も入社2年目の社員と現在の仕事に就いて2ヶ月の派遣社員が起こした災害です。

今回の状況は、製品の整形金型のベルトのズレで、ベルトの合わさり部分に隙間ができていたので、大きなショックレス(樹脂)ハンマーで、ベルトに当て木をしてその当て木をハンマーで、たたく作業だったのですが、アタ着をたたかずに当て木を押さえていた社員の顔をハンマーでたたくといった災害(ケガ)です。

まず、ハンマーは、くいを打つぐらいの大きなサイズのものです。両手で持たないといけないほどの大きなサイズです。こんなでっかいハンマーで、顔の左頬をたたいたのですから、災害(ケガ)が起こりますよね。

ショックレスハンマーとは、たたく部材を傷つけないように、ハンマーのたたく部分が樹脂になっているハンマーです。

実際に作業で使うハンマーは、写真サイズの大きさです。このサイズのハンマーで、人をたたいては、いけません。

下手したら人が死ぬ可能性もあった災害(ケガ)です。当たりどころが悪かったら頭部なので、殺害です。サスペンスドラマじゃないですが、刑事事件ですよ。それぐらいの災害(ケガ)です。

二人の作業員の日常の作業背景

ここで問題があったのは、災害を起こした作業員2名ともです。まず、社員ですが、過去に僕のブログにも書いたことがあるのですが、問題の新人社員です。その時のブログは、こちらです。(2回に分けて書いています)

以前のブログ以降のことなんですが、その社員が、交替勤務では、無断欠勤や遅刻や早退を頻繁に繰り返していました。こんな状況を繰り返しているのに、現場の上司は、注意しようともしません。

上司

やる気のない社員でも上司は、来てくれるだけありがたいと思って接しなさい

って、言うんです。どう思いますか?普通に1年間作業をしていれば、僕の現場では、基本的な作業は、一人でできるようになります。

しかし、この社員の場合は、1年やっても一人で作業をできるようにはならず、一人でできる作業も二人でやっていました。そんな状態なので、人をかけなくていい作業に人数をかけて仕事をしないといけません。

一年前にも退社時に交通災害を起こしたり、この交通災害に伴って車通勤を禁止されていたのですが、守らずに車通勤をしていたり、上司にいつまで車通勤が禁止なのか車内メールで聞いたりと、反省の色が見れません。

交代勤務中に作業指示があったら、舌打ちをしながら作業に対応したり、ダルそうな態度をとって対応したり、注意すれば逆ギレする始末です。こんな状態の勤務態度でした。

この社員は、平気でできないこともできていますと嘘をいうので、職場での信用もありません。そして、交代勤務での無断欠勤や早退や遅刻が多くなって、日勤勤務に下された初日の出来事だったんです。

同じように作業をしていてハンマーを持っていた派遣社員もなかなか仕事が覚えられず、製造の仕事は、あまりやったことがなく、まともに道具の使い方も知らないレベルです。指示をされたことを理解もできてない状態で、作業をしてしまう始末です。

現場的に考え、適材適所として考えるのであれば、この二人の作業員は、今の現場に適しているとは、思えません。できるのなら違う職場で、仕事をしたほうがいいと思います。

2件目の災害(ケガ)の原因

災害(ケガ)当日の指示も、このベルトをたたく作業を行うための道具を用意するだけだったんです。用意した道具を使って、3人で作業をする予定だったんです。しかし、二人は、この作業をやったことがありません。その作業を勝手に見よう見まねでやってしまったんです。その結果が、災害(ケガ)をしています。

ここでは、ケガをする原因がいくつも重なって起こっています。

ハンマーを使用した派遣社員は、まず、ハンマーの持ち方が、野球のバットのような持ち方で、ハンマーを振ったので、ハンマーのヘッドが重く、体勢を崩して狙った当て木にハンマーが、当たりませんでした。

使う当て木が、いつものものと違うということ。この作業をやったことがないので、使う道具を把握していなかったということに加え、当て木の当て方がわかっていなかったということです。

なぜ、このベルトをたたくといった作業をするようになったのか?

金型状況を報告に来た新人社員に熟練の社員が、ベルトをたたくといった作業を提案しました。新人社員は、このベルトの不具合に対処をしたことがないので、熟練社員の作業提案を参考に作業を行うことを決め、ケガをして二人に指示を出したんです。

この作業を提案した社員が、ベルトを叩かずにベルトを寄せるやり方を理解していなかったので、ベルトを叩くといった作業を選択してしまったんですね。設備で、ベルトを自動で動かして寄せていくことができるんですね。

状況に応じて、このベルトを自動で動かすといったことを禁止しているのですが、その辺のルールを理解していなかったんです。そして、熟練社員が新人社員にその作業を任せっきりにしていたということが、問題なんです。

手が回らないのであれば、現場にいる班長や僕に一緒に作業をするように支持するべきだったんです。その辺の機転がきかなかったんです。

なぜ、全ての作業員がそういった判断になったか?

以前のブログでもあげましたが、製造工程の最優先です。(以前のブログは、こちら)作業員のレベルや人員の人数把握をしていないので、安全最優先で、製造行程を組んでいるのではなく、1ヶ月にどれだけ製造できるかしか考えていません。

作業人員の人数を把握した上で、稼働台数や作業を考えるのではなく、製造工程を優先するので、ある時は、休憩もいけないときもあったり、食事も取れないときもあったりと最悪な状況が、続きていました。

本当に時間との戦いでした。稼働がオーダーストップで、停まってから、次回の稼働までの金型のサイズ替えや設備のサイズ替え作業をどれだけ早くできるかといった、タイムアタックをさせられているような感じの製造工程の組み方でした。

管理室にいると、

上司

このサイズ替えは、どんだけの時間でできて、稼働できる?

そんな質問が頻繁にありました。余裕も持って作業をするという考えはないのです。時間に追われるので、作業員は、焦って作業をします。なので、熟練社員の判断は、新人社員に任せっきりになったんだと思います。

災害で変わったこと

1件目の災害(ケガ)を上司がもみ消そうとして、他部所に漏れてからのの2件目の災害(ケガ)だったので、2件目が起こった後、緊急の部署会議です。もう最悪の状況です。そして、現場に戻ってからも会議です。

この災害(ケガ)が終わって変わったのは、製造量は、がっつりと減りました。今までが、タイトな製造工程だったので、かなり余裕のある製造工程になりました。余裕があるので、設備の維持管理をできるので、僕的には、いい感じです。

増えた作業もあります。一日の作業に入る前に当日の作業予定と作業に対する安全ポイントを神に書くといった作業が増えました。一人KY(危険予知)です。今は、意見を出し合って、どうしていくかは、話し合っていますが、今後は、この作業が、当たり前になっていくんだと思います。

起こったことは、仕方がないのですが、未然に防げてと思います。それは、現場の作業員の声に上司が耳を傾けてさえいればこんなことにはなっていなかったと思います。

現場からの声としては、
・製造工程のことを指摘していた
・作業員の作業レベルを伝えていた

このことは、何回も言っていましたが、聞いてもらえなかったことです。上司としての考えもあるとは、思いますがあまりにも現場の作業員と上司とのコミュニケーションが不足しているように思います。その結果がこれです。

この2件の災害(ケガ)とも、たいしたことはありませんでした。1件目は、打ち身程度でしたし、2件目は、左ほほの打撲といいた感じです。ケガをする方もケガをさせる方も気分は良くありません。

古き良き日本の製造状況を続けるのではなく、時代にあった製造状況を考えるべきです。時代は、確実に変わっています。ここで、勇気を持って大きく舵をきって変えていくべきだと思います。

製造現場で、従事されている方は、僕の職場のようであれば要注意です。ケガをさせない、ケガをしないようにもう一度、気持ちを引き締めてください。また、周囲に呼びかけてください。

じゃ、どうすればケガをせずにモノづくりできるのか?

じゃ、ケガをしないためには、どうすればいいのか?それは、危険だと思って作業には、不用意に手を出さないという事です。もし、上司からの指示で、やったことのない作業をやれと指示をされて場合、勇気を持って断ってください。

ケガをする可能性が大きいです。今回の災害(ケガ)の事例でもそうですが、見よう見まねで作業することもダメです。現場での経験が浅いと、一人でその作業における危険予知ができません。

絶対に現場での作業は、作業手順をよく聞き、危険なポイントについてもしっかりと上司から学んでください。その積み重ねで、一人で危険予知を作業の前にできるようになります。僕自身、こういったモノづくりの現場で、17年ほど仕事をしています。

建築現場にいてこともありますし、工場で仕事をしていたこともあります。建築現場の場合、こういった災害は、工場と違い、災害規模が大きくなる事が多いです。ですから、作業前の危険予知(KY活動)には、力を入れていますし、始業前にこういった危険予知について話し合います。

危険予知ができるということは、それだけ危険から回避できるということです。この危険予知というのは、皆さんの短なところでいうと、車や自転車の運転がわかりやすいかと思います。車を運転される方は、日頃、何気に危険予知をして車や自転車を運転しています。

その時々の臨機応変な対応で、どういった運転をしたら危ないかを考えて運転していますよね。ハンドルを持ったら暴走する方は、別ですが。そういった方は、運転を控えてください。

普段の車や自転車の運転のように、普段の仕事でも危険予知をするように気をつけてください。車も自転車も事故を起こしているときは、危険予知ができていないときに怒っています。

次に、焦って作業をしないことです。仕事というのは、なるようにしかなりません。ですから、僕の会社のように時間に追われても、できる範囲で仕事をしてください。僕自身も、時間内の可能な仕事しかしません。

無茶苦茶な工程を組まれているときは、無理だと上司に言います。その勇気も大事です。無理なものは、無理なので。しかし、時間内にできる事を無理というのは、ダメですよ。しっかりと上司とコミュニケーションをとってください。

僕の会社は、そういったコミュニケーションと言った部分が欠落していますが、無理なときは、言います。これは、危険から自分の身を守るための1つです。また、焦って仕事をするとポカミスも引き起こしますしね。

あと、作業短縮をしないことです。横着をしないということです。こういった場合、災害(ケガ)が、起こりやすいですし、作業の二度手間といったことも起こります。どこかの現場でいっていたのですが、

合言葉ABC。

当(A)たり前のことをバ(B)カにしないでち(C)ゃんとする

このように心がけてください。

危険から身を守るためのまとめ

  1. 危険から身を守るために気をつける事をまとめました。
  2. 教育を受けていない作業は、しない
  3. 見よう見まねで作業をしない
  4. 常に危険予知を意識する
  5. 焦って仕事をしない
  6. 上司とコミュニケーションをとる
  7. 当たり前のことをバカにしないでちゃんとする

以上のことに気をつけて現場での作業を行ってください。

楽しいモノづくりライフを送れるようにくれぐれも体には、気をつけてください。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

 


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