人生

消費社会の闇


どうも、まるぞうです。

ウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ氏の本を読んで、消費社会について色々と学ぶことがありました。このままでは、世界の資源は無くなってしまいます。それは、消費することを前提に、モノを作っている事や多くのものを所有することがいいと言う思考人が多いからです。

この消費社会がもたらしている災害といいますか、現在の実情から書いていきたいと思います。

テクノロジーの発展

テクノロジーの発展と言いますと代表されることが、スマートフォンの普及です。スマートフォンは、言い換えれば、最小のPCです。アフリカの部族でさえも、現在は、スマートフォンを持っています。このスマートフォンの普及によって、誰もが最新の情報を手にすることができます。

そうすることによって、今まで知らなかった情報を手にして、より良い暮らしをしようと多くのものを所有しよとしますし、それだけ物資を必要とします。また、売り手と買い手といった見方でいうと、現状よりお金を稼ぐために、多くのものを売るために限りある資源を使って、多くものを製造します。

この製造に関しても、スマートフォンで動画で最新の製造技術を見ることによって、それを取り入れる人が増えてきます。最新の製造技術で、製造する場合、短時間で多くのものを製造できるでしょう。

これを全世界の人が同時に行った場合、それだけの資源を地球上で補うことができるでしょうか?明らかに難しいとわかると思います。現在、環境的にも地球温暖化が進んでいます。森林の伐採によって、資源が枯渇していっているためです。

この森林伐採による資源の枯渇によって、いろんなところで、木を資源に作られているのは、木から別の物へと変わってきています。

例えば、電車の線路の下に引かれる枕木でさえも、今は、ほとんどが違うものになってきています。世界規模で、電車の枕木は、木材から違うものに変わってきています。木材は、まだありますが、木が育っていないために粗悪な木材しか入ってこないためです。

現在、ヨーロッパやアメリカでは、木材から別のものに変わってきています。ヨーロッパでは、10年前から少しずつ変わってきています。アメリカでは、この2年で急な路線変更をした為、ヨーロッパでの10年分の量を2年で帰るといった取り組みをしています。

たとえの一部ですが、このように変わってきています。

もっとみじかなところに目を向けてみましょう。

消費と浪費

消費と浪費といった分野で、もっと身近な物で見ていきましょう。

現在、白物家電と言われる、冷蔵庫や洗濯機は10ぐらいが寿命だと言われています。15〜20年ぐらい前ですと、寿命は、倍の20年ぐらいあったように思います。

まずは、機械がシンプルだった事。洗濯機だと2層式の洗濯機だったように思います。洗いとすすぎが一緒になっていて、脱水槽は、別のものになっていたように思います。このようにシンプルな構造だと壊れにくし、当時は、今のように全自動の洗濯機でなかったために、コンピューター制御されていなかったために修理も簡単でした。

今やコンピューター制御であるために、白物家電のコンピューター基盤の劣化が原因であることが多いため、修理に高額な金額がかかることもあります。また、先ほども言ったように家電の寿命を短くして、企業は、商品サイクルを早くして、新たな製品を買ってもらうことで、企業が儲かるようにしています。

また、過去に家電修理を依頼すると無料で出張修理していたのが、現在では、故障箇所の確認だけで、出張料としていくらかお金がかかります。このように、電化製品という見方でいくとこのようになります。

では、食品で見てみましょう。もっと身近になって来ましたね。あなたは、冷蔵庫で食材を腐れせたりしたことは、ありませんか?また、賞味期限や消費期限切れで、調味料や食材を廃棄していることは、ありませんか?

それって、使う予定で購入してが忘れていたとかだと思いますが、思いっきり浪費ですよね。お金と資源の無駄遣いですよね。生産者さんに申し訳ないですよね。僕自身は、そういったことがないかというと、あります。

そこで僕自身は、なぜそのように使い切れないものを買っているのかと考えてみました。これって、無意識のうちに浪費癖がついているのだと感じました。お金と資源を時間を無駄に使っているんですね。

本当に、無意識って怖いですね。必要な量だけを買う。これが大事なんですね。多くのものを所有するだけで、満足をしてしまう。こういった思考になっているのではないかと。ホセ・ムヒカ氏のいう、『ものを必要としすぎる人』であって、『貧しい人』なんですね。

満足がないってやつですよね。欲に支配されている状態なんですよね。人間の欲って、上限がないから怖いですよね。

世界的な消費社会の推進

ちょっとした小話にもなりますが、アメリカ政府は、食品業界の経済的に潤うようにをするためにエジソンに発明を依頼したそうです。そこで、発明されたのがパンを焼くトースターだそうです。

それまでは、1日2食が当たり前だったんです。昼食と夕食ぐらいしか人間は、食べることは、なかったんですね。そこで、トースターを使って、朝食を食べつようにしたんですね。

アメリカ全土の人が、朝食をとるようになるだけで、食材がどれだけ売れるでしょうか?農家は、経済的に潤ったでしょうね。エジソンは、エジソンで、トースターは売れるし、電気は、使われるしって感じで、両者WINーWINな感じだったんですね。

英語で、朝食は、breakfastです。この由来は、朝は、食べないことが普通だったですね。つまりbreakは、壊すという意味です。fastingは、断食とか、絶食とかいう意味です。

断食を壊すって意味だったりしますし、fastingとは、排泄という意味で、朝の排泄の時間を壊すって意味だったりと、いろんな説があります。まぁ、小話は、この辺にしておいて、世界的に1食増えることで、どれだけの食材が消費されるようになることでしょう。

想像もできない量ですね。このようにして、消費を促し、生産量を増やしたり、経済の循環をよくしたりしているんですね。ほんの一例ですが、消費社会ってことだけで、いろんな分野が密接に関わっていますね。

先ほどの話は、1900年ぐらいの話ですが、そこから119年がたった今、もっと消費社会は、人の感覚を麻痺させるほどになってきています。消費社会に振り回されている人類は、経済社会にも振り回されるようになっています。

この続きは、次回に書かせていただきます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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