明日から仕事っていう休日の夜って、あなたは、どんな感情になりますか?「あ〜あしたから仕事だ。やだなぁ」か、「明日から仕事だ。明日は、どんな仕事ができるかなぁ。楽しみだなぁ」どっちでしょうか?
ほとんどの方は、前者だと思います。俗にゆうサザエさん症候群でしょうか?なぜ、明日が遠足で楽しみで寝られない小学生のようにワクワク出来ないのでしょうか?そんなワクワクの毎日なら早く明日が来て欲しいですよね。
そうならないには、それなりの理由があるんだと思います。それぞれに色んな職種で共通するのは、やはり人間関係ですね。僕が読んだ本の中に『嫌われる勇気』って、本があります。
これは、アドラー心理学の話なのです。この本は、結構、有名だと思います。先日の『PRESIDENT(プレジデント)』って本のビジネス本総選挙って企画でも上位に入っていました。
アドラー心理学を知るだけで、心が軽くなって、人生をもっと自由に楽しめるものになります。僕自身もそうなのですが、仕事に関しても楽しんで取り組めるようになりました。
楽しめる人生を手に入れるためにアドラー心理学は、必須です。今、仕事が楽しくない人や人間関係に悩んでいる人は、ぜひ読んでいってください。
まずは、簡単にアドラー心理学の説明をしましょう。
アドラー心理学とは?
アルフレッド・アドラーは、19世紀の心理学者です。このアルフレッド・アドラーが、アドラー心理学の生みの親です。心理学者で有名な、フロイトと一緒に研究をしていたのですが、決別しました。
そして、独自の『個人心理学』というものを構築して人です。みなさんが知っている心理学とは、考え方が大きく異なってきます。フロイトの『原因論』に対し、アドラー心理学では、『目的論』で考えることになります。
まずは、フロイトの『原因論』でわかりやすい例をいうと、よく言われるトラウマって言葉を使うとわかりやすいです。トラウマというのは、過去に受けた心の傷、精神的な怪我というか、そういった出来事の影響を今も引きずっているので、その物事は、出来ないと過去に原因があると考えます。
しかし、アドラー心理学の『目的論』は、行動の目的です。人が起こす行動には、なんらかの目的があります。行動を起こさないとなると行動を起こさないための目的があるのです。
よって、過去の出来事が原因となって行動ができないのではなく、行動を起こさない目的があるとアドラー心理学では、考えます。そして、アドラー心理学では、人間の抱える悩みの全ては、対人関係にあると断言しています。
社会で悩む、人間関係
アドラー心理学で、解かれていることの1つに承認欲求という言葉があります。全ての人は、この欲求を持っています。僕自身もそうですし、あなたもそうです。この承認欲求によって、苦しんでいる人は、多いです。
承認欲求とは、人に認められたいという欲求です。会社の構図でいうと、上司や同僚に部下に自分は、仕事ができると認められたいということです。
同僚や部下にそこまで承認欲求がないって人は、上司には確実に承認欲求を持っているでしょう。給料査定で、良い評価をして欲しいし、昇進したいと思っている人は、この承認欲求が強いでしょう。
給料が多くもらいたいし、昇進もしたい。これのどこがダメなのか?その想いは、悪くは、ありません。人からよく見てもらおうと行動することが、ダメなのです。承認を求める必要は、ありません。
あなたが、やりたいゲームがあるとします。そのゲームをするのですが、人に承認されないとそのゲームは、やめますか?辞めませんよね。そのゲームをする目的は、そのゲームが面白いからやりたいのですから。
このようにあなたは、人の承認を気にすることなく、自分のやりたいことをすればいいのです。じゃあ、何をやってもいいのかということでは、ありません。わざと悪事を働いたりすることは、いけません。
ここで、疑問に感じることがあると思います。人の承認を気にすることなく仕事をしたとして、評価は、どうなるのかってことです。やはり評価を上げたいし、人には、よく見られたいですよね。
気になる周囲の人の視線
この部分は、会社に属している人は、誰もが気になることでしょう。過去の僕もそうでした。自分と他人を比べることで、優越感を感じたりしていた。これって、ただ単なる自己満足。
自分は、人よりも優れているって思いたいだけです。この部分をアドラー心理学では、『優越コンプレックス』と言います。他人に強い劣等感を感じているので、自分と他人を比べてしまうんです。
そこにも、他人から自分をよく見せたいという承認欲求が働いています。この優越コンプレックスといい、承認欲求といい、考えないようにするためには、どうすればいいか?
それは、他人との競争をやめることです。多くの人は、無意識の中で他人と自分を比べています。自分にとって相手は、上か下かと。これって、何か意味がありますか?そんな思考では、無駄なストレスを抱えるだけです。
相手より優位に立つということは、相手を支配しようとしているのです。自分の思うように人を動かしたいのです。これも期待通りに相手が動かないとイライラして、ストレスを感じるだけです。
では、どのようにすればいいのでしょうか?
それは、年齢、性別、知識、経験、外見と全く違うのですが、みんな『対等』だということです。相手と自分は、対等の立場にあるという考えでいると、本当に心が軽くなりますよ。
先輩との関係は、対等なの?
先輩のとの関係も対等です。ここで間違っては、いけないのが対等という関係性です。対等だから先輩に向かってタメ口を聞くことは、訳が違います。縦の関係で物事を考えないということです。
厳しい体育会系では、縦の関係って重視されがちです。だから、先輩からのイジメだったり、シゴキだったりがあってりしますが、それは、先ほどの他者と自分を比べて優位に立とうとする優越コンプレックスです。
先輩に出来て、自分に出来ないことがあるなら教わればいいし、逆もしかりです。他者と競争したり、権力争いをするから優越をつけたがるのです。この知識を得るだけで、職場では、同じ目標に向かう仲間という認識になり、一体感が生まれます。
一体感が生まれると自身の仕事にもっと充実感が生まれます。活気のある職場というのは、この一体感があるのでうまくいくんです。
上司の評価は、どうなの?
この部分は、絶対に引っかかると思います。僕自身もそうでした。上司でなくても他者が、あなたを評価することって気になりますよね。先ほどの承認欲求の説明だけでは、理解しきれないと思います。
他者があなたを評価することって、あなたには、どうすることもできません。こう評価しろって、あなたが心の中で願っていてもその通りには、評価されないですよね。なぜ、そうなるのか?
それは、評価をするのが他者だからなのです。上司の評価というのは、上司自身があなたの印象とか仕事に対する態度だったり、仕事の成果を決めます。あなたが上司との面談で、自分を良く見せようと話をしても評価をするのは、上司だということです。
例えば、馬に水を飲まそうと水辺のほとりに行きます。そこで水を飲むか飲まないかを決めるのは、馬自身です。あなたが決められることでは、ないですよね。馬に水を飲める環境を提供することは出来ても、飲むことを決断さすことは、出来ませんよね。
この例のようにあなたの評価を決めるのは、他者だということです。この知識があるだけで、周囲の評価というものが気にならなくなったと思いもいます。僕自身もこのことを知ってことで、すごいストレスが減りましたよ。
自分で他者からの視線が気になっていたことがわかりました。服装だってそうですよね。それ相応の格好は、しないといけませんが、ブランド志向って考え方がいかに周囲の目を気にした考えなのかがわかりました。
アドラー心理学の根本は?
今まで、簡潔ではありますがアドラー心理学を用いて、仕事という分野での考え方などを書いてきました。どれにも共通しているのが、アドレー心理学は、相手を変える心理学ではなく、自分が変わる心理学だということです。
自分が変わるだけで人生が変わるんです。他者の協力は、いりません。すごく簡単でしょ。自分で、意識するだけなんです。自分が変われば、見えるもの全てが変わりますよ。
現代、増えつずける鬱病もこのアドラー心理学を持ってすれば、減ると確信しています。多くの人は、周囲からの承認欲求を得るために、出来ないことをできると言って、オーバーワークしていると思います。
出来ないものは、出来ないということも大事です。しかし、間違ってはいけないのは、新たなことに挑戦することを辞めることでは、ありません。出来ないことに挑戦し、あなたの新たな力を試すことも大事です。
承認欲求という観点から見て、出来ないことを断ることが大事だということです。これを断れば他者にどう思われるだろうと考えることは、いりません。大事なのは、あなたの気持ちです。
アドラー心理学でも言っているのですが、多くの人は、変わろうとはしないということです。人間は、ぬるま湯に浸かる傾向性があります。今の現状を維持したがるのです。
ダイエットが三日坊主で終わるのもそのぬるま湯に使っているのです。ダイエットをしないといけないって思っていても明日からでいいかとか、次回の健康診断の前に始めたらいいかって感じで始めません。
それは、自分で『変わらない』と選んでそうしているのです。あなたの人生も生まれながらに決まっていませんよね。運命って考え方かもしれません。その運命で、決まっていませんよね。
好きなものを食べて、好きなところに行って、好きなことをして、全ての行動は、両親が決めていますか?あなたが決めていますよね。これは、間違いのないことですよね。
ですから、これを読んだ今日から『幸せになる勇気』を持って行動に移していってください。間違いなく、あなたは、幸せになれます。踏み出す一歩に勇気を持ってください。
いつまでもあなたを応援しています。
今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。